いばらが一面に生え、あざみがその地面をおおい、 その石がきはくずれていた。
怠惰によって屋根は落ち、 無精によって家は漏る。
主はユダの人々とエルサレムに住む人々に こう言われる、 「あなたがたの新田を耕せ、 いばらの中に種をまくな。
それで、わたしが、ぶどう畑になそうとすることを、 あなたがたに告げる。 わたしはそのまがきを取り去って、 食い荒されるにまかせ、そのかきをとりこわして、 踏み荒されるにまかせる。
しかし、いばらやあざみをはえさせるなら、それは無用になり、やがてのろわれ、ついには焼かれてしまう。
また、いばらの中にまかれたものとは、御言を聞くが、世の心づかいと富の惑わしとが御言をふさぐので、実を結ばなくなる人のことである。
ほかの種はいばらの地に落ちた。すると、いばらが伸びて、ふさいでしまった。
酒にふける者と、肉をたしなむ者とは貧しくなり、 眠りをむさぼる者は、ぼろを身にまとうようになる。
なまけ者は言う、「ししがそとにいる、 わたしは、ちまたで殺される」と。
なまけ者は寒いときに耕さない、 それゆえ刈入れのときになって、求めても何もない。
主を恐れることは人を命に至らせ、 常に飽き足りて、災にあうことはない。
小麦の代りに、いばらがはえ、 大麦の代りに雑草がはえてもかまわない」。 ヨブの言葉は終った。
灌木の中にいななき、いらくさの下に押し合う。
わたしはこれをみて心をとどめ、 これを見て教訓を得た。
なまけ者の心は、願い求めても、何も得ない、 しかし勤め働く者の心は豊かに満たされる。
わたしはこれを荒して、 刈り込むことも、耕すこともせず、 おどろと、いばらとを生えさせ、 また雲に命じて、その上に雨を降らさない。